2010年6月30日水曜日

Rainy Season Has Come

お久しぶりです。この「お久しぶり」という言葉から始めるのはもう恒例となりつつありますね。糾弾してくれて構いません、えーじです。

前回の更新から1ヶ月以上経ってしまいましたが、バンドはいろいろ動いてました。
他の頑張ってるバンドに比べればまだまだですが、この1ヶ月の間に3回ライブをやりまして、嬉しい事に一つ一つのライブが糧となり、バンドのレベルの向上を感じている、どこか抽象的な空気が漂う梅雨時の深夜4時です。

梅雨が好きな人はまず居ないと思うけど、雨が好きな人は割と多いのでは。
俺もそのうちの一人で、特に秋〜冬にかけての雨が好きなんです。この時期の雨も悪くないけど、雨が上がった後の空気がとても気に入らない。我慢ならない。
とはいうものの、無類の雨好きとしては雨の知識を身につけたいと思い、まず雨にはどんな種類があるのだろうと考えているところに、いい本を発見しました。小学館から出版されている「雨の名前」(高橋順子/文、佐藤秀明/写真)という本で、夕立や通り雨などの日常に使われるものや、過去に歌人が詠んだ雨の名前、方言としての雨の名前などが、季節ごとに分類されて紹介されている本です。まだ全部隅々まで読めていないけど、歌人たちは一様に雨というものに物憂いものを感じ、それがもつ表情を読みとって歌にしていたのだなあということがなんとなく、僕が今雨に対して感じているものと通じるものがあったりして、ちょっと嬉しかったり。

思えば、blaudropsというバンド名も雨と深く関係している名前だった。きーちと二人でバンド名を考えていたとき、「じゃあお互いバンド名に使いたい単語を考えてこよう」ということで持ち合わせたものが、俺が雨雫を表すRaindrops、きーちが青を表すblauだった。このとき、俺だけかもしれないけど、きーちが想い描くバンドの理想形は俺のそれと近いのだろうと思った。

雨に関係している割にはblaudropsがライブをやる日はほとんどが快晴、雨に降られることは本当に稀なんです。

バンドを初めて、大きな機材を運んで道を歩きながら、空の様子を伺うことが多くなった。雨好きとは言え、この大荷物を抱えた状態で雨に降られるのはご勘弁願いたい。天をも味方に付けてしまう、blaudropsの次回のライブは7/30(金)、下北沢は屋根裏にて行われます。

前回のライブから、「響きと怒り」のシングルをライブ会場にて販売しております。無料配布は今後行わないつもりです。ごめんなさい。それだけ手塩にかけて懸命に育てた作品になってます。まだまだ未熟ではありますが…同タイトル曲はmyspaceでも試聴できるようにしてましたが、かなりアレンジを加えておりますので、是非ご購入して頂き、雨の降る世界に目を遣りながら聞き入っていただきたいものです。別に雨の曲じゃないけど。

では、また。


えーじ